田舎で暮らすクリエイティブ生活


by mugenz123
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窯変茜釉麦酒杯

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銅は赤と緑は酸化と還元によって発色します。同じ器に赤と緑の同事発色は不可能と窯業科学では考えますが、焼成や配合の工夫で窯変によって発色が可能になりました。窯変での表現は酷く不安定で歩留まりの悪い仕事です。ここ数年は発色せず悩んでおりましたが仕事環境のインフラ整備でどうにか再現出来たので安堵した気持ちです。

ゴッホが赤と緑の2色の相反する補色で男と女の情念を表現したいと弟テオへの手紙に書きました。私はこの手紙を読んだ時に相反する焼成法で発色する2色を一つの器に表現出来ないかと矛盾を現実化する方法を考えたのがはじまりでした。

東洋哲学では陰陽五行で宇宙観を表します。現代でも懐石料理などで盛りつけや食器の選び方にもこの哲学は生かされています。陰陽を赤と緑で表現し五行へ進化する前の根源的で宇宙的なエネルギー‥‥‥‥科学ではビッグバーンであったり宗教ではブラフマン(神)であったりする根源的な表現ができたらと考えています。

実際出来上がってみると赤と緑の相対する色が調和することで調和や愛や美を私は感じますがある時は強く不調和を感じます。陰陽のエネルギーが五行を生み相生と比和により調和された美しさが見いだせますが、相剋と比和によってまたある時は目を背けたくなるほどの不調和が生まれるのと同じようです。
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by mugenz123 | 2013-06-30 06:52